へえ。
このあいだの10月10日で4年だって?
そんなになるかなぁ…う~ん。そうか。確かに4年だ…全く早いもんだ。
「もう出番は無いから休んでな。いつまで…って、もうずっと休んでもらう事になるかも」なんて寂しい事言われてサ。自分から寝させていただきます、なんて一度っも言ってないよ。みんなが、もうする事ないから休めって言うから、だから寝てたんだから。5年も眠ってた。起きるつもりのない眠りだもの、そりゃ深いサ。
それを小規模多機能の公衆浴場だナンだってよくわかんないことを言い出して今度は「起きろ、起きろ」ってか。あれはナカトンの人間じゃないな…
寝てたんだから。「足取りがあぶない」って危なっかしいよ、そりゃ。でも危なっかしくても起きてみんなと一緒にいると楽しいんだなぁ。時間もあっという間だしトシをとるのも忘れるねぇ。起こされた時より4年はトシ取ったはずなのに、4年若返った気持ちだ。
それにナカトンの人間はみんな優しくってねぇ。嬉しくなるよ。「なんも、まだ若いっしょ!」「あんたが目を覚ましてくれたから助かってるよ」とかサ。お世辞でも嬉しい。こんな自分を大事に思ってくれる人がいるんだ、と思うだけで元気が出るよ。
毎年10月10日はお祭みたいだ。
今年も雨の中でもお餅つきをしたよ。みんなでつきたてのお餅でお雑煮やぜんざいを食べた。
今年も12時にはお湯を沸かした。夜の9時まで薪を絶やさなかった。
今年も名寄・日進からおるとさんがワン・コイン・ランチのケータリングをしてくれた。美味しいだけじゃなく綺麗なもんだ。
今年も下川町から森の小さな鍼灸室が来てくれた。効くんだよなぁ…魔法みたいだ。
今年も地元のチェロやギターの演奏家たちがミニ・コンサートを開いてくれた。旭川から駆けつけてくれたかわいい女の子のカホンがJCのギターやボーズのセロと一緒に明るく楽しく鳴ってたョ。音楽はイイなぁ。
演奏もイイけど踊りも華やかでいいもんだ。今年は美女軍団(?)フラガールさんたちとハワイ出身のALTさん、きれいな声の歌い手さんが一緒にフラダンスを披露してくれた。薪軍団のおやじ様と一緒に手拍子を打っていると、何だか本当にここで起きていることが夢のようで…また自分は眠ったのか?とほっぺたをつねってみたよ。
あの有名な「銭湯博士」・塚田敏信先生まで、はるばる札幌から来られて黄金湯を護ってくれる人たちの中で「銭湯文化の魅力と楽しみ」なんてビックリするようなお話も聞かせてくれて、夢じゃなければ現実なのかなぁ…。本当に全く、自分みたいな幸せモンはそう何処にでも居ないョ。
さあ! いよいよ5年目に突入だ!!
こうなったら5年でも10年でも、無理するなって言ったって行ける所まで行くサ!
小さくても、危なっかしくても、確かにある喜び。本当に全く、ありがたい事だ。
黄金湯さん目覚めてから四年たちましたねぇ。
うちの子供たちは、あなたが大好き!今は中頓別にはいないけどお風呂入りたいとよくいいますよ。
あたしはあのなんとも言えないスペースの休憩場所が好き。おじちゃんやおばちゃん 黄金湯の店主 風呂主?とのなにげない会話が、すき。
あたし風呂につかってる時間より休憩場所にいる時間のほうが長いかも!
?????何しにきてるのかしら?って思ってたかしら?
長い期間眠ってたぶんこれからまだまだ楽しんでいきますよぉ。