人気店のシェフがトントンでワンデイシェフ、そしてプロのピアニストが黄金湯でコンサート?そんなことあるんですかね…?あったんです(^^)。
8月上旬のある日、どこか洗練された雰囲気の女性のお客様がランチを食べにきて下さいました。聞くと、隣町、浜頓別でお試し暮らしをしているとのこと。ちょうど次の日に、黄金湯では「田舎は人が面白い~旅人と話そう、地元民と話そう」というイベントを企画していたのでお誘いしたところ、快く参加して下さることに。
夏は、中頓別も含め、道北に来る旅人やお試し暮らしの人がぐっと増えます。でも地元の人と、こういった遠くから来てくれている人達の接点って、残念ながら実際はあまりないものなんです。
ライダーさんなど、夏は旅人が多く立ち寄る黄金湯。地元住民との接点を作れないか、と常々感じていた黄金湯主人のアイデアで企画されたこのイベント、要は楽しくBBQをしながら、住民と旅人が知り合う時間を作ろうというものでした。
こちらが当日の様子。カラッと晴れた最高のお天気だったので、ライダーさんたちにとっては絶好の移動、観光日和。そんな訳で参加者は少なめでしたが、外での気持ちの良いBBQとなりました。
一人ずつ自己紹介をしてもらうと、この浜頓別から来た女性、プロのピアニストで、福祉施設などで演奏活動をしていると言うじゃありませんか。ご自分では言わないのですが、プロフィールを拝見すると米国の名門、バークリー音楽院を卒業までされているすごい方なんです。
これも何かの縁?黄金湯主人、是非黄金湯ミュージックホール(風呂待合室(^^))で演奏をしてもらえないかと考えお願いしたところ、残りの滞在期間が短いにもかかわらず、なんとか予定を合わせて演奏をしてもらえることになりました。
そんなことで、8月22日にピアニスト、浅見典子さんの演奏会が黄金湯で実現!
童謡が中心ということで、当日は幼稚園の子供たちも引率の先生とともに来てくれました。長寿園から来て下さった方々もあり、幼児からお年寄りまで実に幅広い年齢層の皆さんが、浅見さんの優しい歌声に耳を傾けました。大阪在住の浅見さん、大阪弁交じりでトークも楽しいんです。さすがはプロ。
翌日、この演奏会と浅見さんのことは北海道新聞にも掲載されました。
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またこの日は名寄「食工房 おると」古屋シェフの出張ランチの日でもありました。ランチの内容は夏野菜のカレー、ブルーベリーとメロンのデザート。
このカレーの夏野菜は、おるとさんの農園で作ったものか、名寄の古屋シェフの知り合いの農家さんのもの。ブルーベリーも名寄産なんですよ。彩りも美しく、目と舌で楽しめるランチです。
もちろん、このランチを食べた後に、演奏会を楽しむお客さんもいらっしゃいました。人気店「おると」の古屋シェフの料理にプロピアニストの演奏会。演奏会はなんと無料でしたから、両方でも500円。両方楽しめた皆さんはラッキーですね(^^)。
そして黄金湯としては、プロのピアニスト、凄腕シェフ、地域の子供たちから年配の方、夏の旅人…あまり普段接点は無いかもしれない、こんな幅広い皆さんの交流のきっかけとなれたのが一番嬉しいことです。
HP管理人(ボーセン)