4月3日にお招きした福島原発事故後の放射性物質除染の助言に来日していた米・科学者で専門家のマーク・トリプレットさん。中頓別には「マーク」なんて呼び捨てにする人が大勢いて、それが、どうも国境や性別を越えた「愛」の香りが漂っている(気がする)。
みんなマークを知っている。
私だけ知らない…と、ひがもうとしたら、実はみんなもマークさんの仕事の話は聞いたことが無い、ということが判った。このことも彼の魅力の一面を物語っていて、私は当然のことながら「マーク」をマークした。「是非、福島で起きていることをお話していただけませんか?」
通訳はこの黄金湯のホームページ管理人さん。マークさんは「喜んで」引き受けてくださった。2ヶ月続いたハードな仕事を終え、休暇でやっと息子(ジェレッド・ボーセンさん)のすむ町へ来たというのに! 嬉しいなぁ…
3日当日は、黄金湯の待合ホールはほぼ満員状態。聴衆は、マークさんのお話で福島へ飛び、入浴客が出入りするたびに中頓別に戻されて終了時間をすぎても質問は止まらない。
今夜も「お話を聞く会」は場外へ。
ごく普通の生活をあたりまえに享受している私たち。地震から2年経った福島で解決されないまま続いている課題を具体的に知ることは原発に賛成とか反対とかではなく、故郷とは何か?という深い問いを含んでいることに気づかされる。
明日のフクシマを一緒に考えるために大きな海を渡ってやってきたマークさんが休暇返上で私たちに伝えたかったことを少しでも多くの友人たちへ伝えていきたい。
マークさんがこの次に中頓別でフクシマのお話をするときは、黄金湯待合ホールではムリ。そうありたい。
フクシマをテーマに「故郷とは何か・・・」を考える会、深いですね。
相変わらず良い活動をしている様子が伺えます。
これからもがんばってください。
中頓別は、私の住んでいる場所より、色々な、大切な事にふれて、いいな、と感じました、なかなか、生の声は、聴けません。テレビで見ていても、現実のものとして、頭では、分かっていても、伝わってこない事あります。
素晴らしい体験できましたね。
マークさんのお話は知らないことが多く勉強になりましたし楽しかったです。
リズさんがご興味を持つような話題に除染物の「仮置き場」のお話がありました。アメリカでは、「カラオケ」を「カリオキ」と発音するので、マークさんは最初「仮置き場」をカラオケのバーだと思われたそうです。で、何故に除染物質をカラオケバーに置くのか???だったと。